クラフトビールについて

クラフトビールについて クラフトビールとは

日本各地には心から感動するビールがある

クラフトビール(CRAFT BEER)とは、小規模醸造所がつくる個性的なビールのことで「小規模・独立・伝統的」なビールを指します。日本のビール造りの歴史は開国により西洋の文化が入ってきた明治2年(1869年)に日本初のビール醸造所「ジャパン・ブルワリー(キリンビールの前身)」から始まりました。その後、大手ビールブランドの前身の会社が相次いで設立され長年に渡り人々にビールを提供してきました。

その間ビール造りは醸造免許を取得するために必要な最低製造量が年間2000キロリットルと莫大な生産を求められていましたが、1994年の酒税法改正で年間60キロリットル規制緩和されたことにより、日本各地に小規模のビールメーカーが誕生しました。以来、今日にいたるまで多種多様で個性的なクラフトビールが全国各地で誕生しています。

ビアスタイルは全世界に100種類以上!

ビールは主に、「麦芽・ホップ・酵母・水・副原料」からつくられますが、その原料や醸造方法を組み合わせることで様々な種類があります。スッキリしたのど越しのビール、フルーティーな香りのするビールなど、それらの種類は「ビアスタイル」と呼ばれ、細かく100種類以上に分類されています。

日本では100分の1のビールしか飲まれていなかった!?

大手ビールブランドが長年に渡り醸造してきたビールの多くは「ピルスナー」と言われるビアスタイルのビールです。世界には100種類以上のビアスタイルがあるにも関わらず、日本国内で流通していたビールはたった数種類だけでした。

ビールには3つの世界がある

100種類以上に分類されるビアスタイルですが、大きく「ラガー」「エール」「自然発酵」の3つに分類されます。「ラガー」は原料に軟水を使用しスッキリとゴクゴク飲めるビールが特徴のビールです。クラフトビールで注目されている個性派の「エール」は原料にミネラル豊富な硬水を使用した芳醇な味わいが特徴で香りが豊かでゆったりと味を楽しみながら飲むビールです。天然の酵母で長期間自然発酵させて造る「自然発酵」はランビックと呼ばれ酸味と独特の香りが特徴のビールです。

ラガーとエールの違い

ラガー(下面発酵ビール)

・軟水を使用
・のど越しがよくゴクゴク飲めるすっきりとした味わい
※5℃~10℃で発酵

エール(上面発酵ビール)

・硬水を使用
・常温で作られる
・濃厚で飲み応えのある味わい
※15℃~20℃で発酵

ラガークラフトビール
エールクラフトビール
ランビッククラフトビール
クラフトビールのスタイル分布図

代表的なビアスタイルの紹介

ピルスナー

❶ピルスナー(ラガー系)

爽快な味わいと喉ごし「ピルスナー」

国民一人あたりのビール消費量が世界一のビール大国チェコのピルゼン地方で誕生した金色のラガービル。世界中で飲まれているビールの約8割を占めていると言われています。のど越しやキレが特徴のビールです。

デュンケル

❷デュンケル(ラガー系)

ローストしたモルトの甘み「デュンケル」

デュンケルはドイツ語「暗い」を意味する単語であり、ドイツ南部発祥の褐色の液色をしたビールです。ローストしたモルトの甘みが最大の特徴で比較的で色合いが濃厚なのにスッキリと何杯でも飲めるビールです。

シュバルツ

❸シュバルツ(ラガー系)

スッキリと香ばしい「シュバルツ」

ドイツ語で「黒」という意味をもつシュバルツはドイツ・バイエルン地方発祥といわれる黒色のラガービールです。黒ビールというと濃厚な味わいを想像する方も少なくないかもしれませんが、このシュバルツは焙煎した麦芽のチョコレートやコーヒーのような香ばしさを感じながら、苦みは弱く、ラガーのシャープでクリアな味わいを楽しむことができます。

ボック

❹ボック(ラガー系・エール系)

伝統的なハイアルコール「ボック」

濃い麦汁をふんだんに使うことによるアルコール度数の高さが特徴。ドイツを中心にヨーロッパ各地に広がり現在では世界中で「ボック」と名のつくさまざまなビールが造られています。濃い色をしたラガー系ビールの「シュバルツ」に比べると、よりどっしりとした味わいから、グリルした肉料理と相性がよいと言われています。

ケルッシュ

❺ケルッシュ(ラガー系)

華やかですっきり「ケルッシュ」

ケルッシュはドイツのケルン地方で伝統的につくられているビールです。上面発酵酵母を使いながら低温熟成するので、フルーティーな香りを持ちながらも、すっきりとした味わいと、華やかさが両立した飲みやすいビールです。

ラオホ

❻ラオホ(ラガー系)

ラオホ

ラオホはドイツ語で「煙」の意味であり燻製した麦芽から下面発酵で造られるビールです。燻製によって得られるスモーキーな風味が最大の魅力で何度でも飲みたくなるようなビールです。

ペールエール

❼ペールエール(エール系)

クラフトビールの王道「ペールエール」

18世紀にイングランド中南部の「バートン」で誕生したペールエール。ホップやモルトの芳醇な香りが特徴でクラフトビールの代表的なビアスタイルの1つです。日本でビールと言えばキンキンに冷やしてビールの印象が強いですが、エールビールは少し高めの温度帯8℃~12℃のくらいの温度帯でよりいっそう美味しくお召し上がりいただけます。

ホワイト

❽ホワイト(エール系)

フルーティな味わいと香りの白ビール

白ビールと言われるスタイルは大きく分けてドイツ系とベルギー系があります。ドイツ系のヴァイツェンはドイツ語で「小麦」を意味し、通常の大麦のモルトに加え小麦のモルトが全体の50%以上使用されています。フルーティーな香りが特徴で、ホップの苦みが弱いため苦いビールが苦手なお客様にも人気のビアスタイルの1つです。ベルギーのベルジャンホワイトはコリアンダーやオレンジピールなどの香りづけがされ、よりフルーティーでスパイシーなアジト穂のかな酸味が特徴です。こちらもビールの苦手なお客様にも喜んでいただけるビアスタイルの1つです。

IPA

❾IPA(エール系)

香りと苦みが旨い「IPA」

IPA (アイピーエー)とはインディア・ペール・エールの略称。 18世紀末、イギリスの植民地だったインドにペール・エールを送るため、防腐剤の役割を持つホップを大量に投入してつくられた苦味が強いビールです。このIPAは近年のクラフトビール人気を後押ししたビアスタイルの1つで、ビール好きのお客様にも喜んでいいただけるビールの1つです。

アンバーエール

❿アンバーエール(エール系)

パワフルな味わい「アンバーエール」

アメリカの西海岸で生まれたと言われているアンバーエールはモルトを焦がしたカラメルモルトの香ばしい香りと濃厚な味わいが特徴のビールです。ペールエールよりも色合いを濃くペールエールの特徴であるフルーティーな香りはそこまで感じられず、よりビターでカラメル香が楽しめます。

アルト

⓫アルト(エール系)

伝統的な上面発酵ビール「アルト」

アルトとはドイツ後で「古い」という意味で下面発酵(ラガー)が普及する前から作られていたことに由来します。色は赤銅色で伝統的な製法では3週間以上の間かけてゆっくりと熟成することにより、まろやかで濃厚な味わいが特徴です。

セゾン

⓬セゾン(エール系)

酸味とフルーティなビール「セゾン」

ベルギーで生まれたセゾンは様々な個性豊かな味があります。いずれのセゾンもほのかな酸味とフルーティで軽い口当たりが特徴です。

スタウト・ポーター

⓭スタウト・ポーター(エール系)

どっしりとした黒ビール

18世紀にイギリスのロンドンで生まれたポーターはいくつものエールビールをブレンドして作られたことが起源と言われています。その後英語で「どっしりとした」という意味のスタウトと呼ばれるようになります。漆黒の液体にクリーミーな泡と香ばしい焦げたような香りが特徴で、焦げた苦みの中に爽やかな酸味とわずかな甘味があります。

バーレイワイン

⓮バーレイワイン(エール系)

大麦のワインビール「バーレイワイン」

イギリスでは気候の関係で葡萄が生産できず、19世紀フランスのワイン人気に対抗して作られたと言われるのがバーレイワインです。「麦でつくるワイン」と言われ長期熟成により、クラフトビールの多くは平均的に5%前後ですが、このバーレイワインは8%〜12%と高く、奥行きのある味わいと香りが特徴です。ビールが苦手な方はもちろん、炭酸自体が苦手な方からも親しまれています。

フルーツビール

⓯フルーツビール(その他)

苦くないビール「フルーツビール」

原材料にフルーツを使用したフルーツビールには様々な種類があります。パイナップル、チェリー、レモン、アップル、マスカットなど一般的に「苦いビールが苦手」という方でも美味しく召し上がることができます。その飲みやすさから女性に圧倒的人気を誇るビアスタイルの1つです。

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