クラフトビールとお料理のペアリング
こんにちは、メイクラフトです。今回のテーマは「クラフトビールとお料理のペアリング」です。関東地方は今週梅雨入りをしまして、雨模様の天気が多く朝晩と肌寒い日が続いていますが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。通りの向こうでは紫陽花が咲いていて、毎年この時期を迎えると季節の移ろいを感じ、日本は素晴らしい国だなと感じます。
前回は「海外のクラフトビールから受ける影響」についてお話ししました。海外と言えば、先日とある勉強会でクラフトビールの今後について情報交換をした際に、“クラフトビールとお料理の組み合わせ”の話題で盛り上がりました。以前よりワイン×チーズのマリアージュや、日本酒×おつまみ、などの組み合わせがありましたが、クラフトビールでもお料理と合わせることで忘れがたい食体験を提供することができます。「マリアージュとは、お料理とお酒による化学反応で新たな味わいを創造する組み合わせを指し」、「ペリングはお料理とお酒のそれぞれの特徴を生かしつつ満足度を向上させる組み合わせを指す」、と考えています。
日本は食文化が豊かであることから、食中酒としてお酒を楽しむ傾向があり、どんなお料理にも合わせやすいお酒は多くありますが、味わい深いクラフトビールとお料理の組み合わせ次第では破壊力は抜群です。とあるラーメン屋さんでは、ゆず系のラーメンに合わせる形で、ゆずビールを提供されているようで、お話を聞いているだけで美味しそうなイメージが湧きます。焼肉とアンバーエール…ハンバーガーとIPA…餃子とピルスナーなども相性がよさそうです。一方で食後にショットバーなどでゆっくりとお酒を楽しむシーンにおいても、素敵なグラスに注がれたクラフトビールもまた違ったビールの楽しみ方の1つだと思います。ドライフルーツとクラフトビールの組み合わせも相性がいい物がありそうです。
以前に和食に合わせるビールをテーマに各ビールスタイルを集めて試飲会を実施したことがありました。結論から申し上げますと各ビールスタイルの中でも味の個性が細かく分かれていて、必ずしもこのお料理にはこのスタイルが合うという事が言えないことが分かりました。ただし相性のよいペアリングを見つけた時の感動は大きく忘れがたい体験になりました。ちなみにその際に試飲してみた組み合わせの中で印象的だったのが、お鮨×南信州のゴールデンエール、山口地ビールのゆずエールでした。お鮨のシャリに含まれている酢とゆずの相性、南信州ゴールデンエールのライトがお鮨に寄り添う感じで相乗効果を引き出していました。
お店自慢のお料理に合うクラフトビールを提供することで、そのお店だけでしか味わうことができない価値となり、お客様に満足いただけいるお手伝いができたらと思っています。これからもクラフトビールとお料理のペアリングの可能性を探りつつお伝えできればと思っています。
【南信州ゴールデンエールと萩ゆずエールの詳細は下記から】
南信州ゴールデンエール
山口地ビール 萩ゆずエール